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地理 気候
<西アジア>

トルコ
トルコは、アジアの西の端、ヨーロッパとの境に位置する
国です。北側を黒海、西側をエーゲ海、南側を地中海と、
三方を海に囲まれています。国境も多く、東はグルジア、
アルメニア、イラン、西はブルガリアとギリシャ、南は、
シリア、イラクと国境を接しています。

トルコの面積は、大きく、国土面積は81万4578km2と、
日本の約2倍強もある大きな国だそうです。国土の3%は
ヨーロッパ側にあり、トラキヤ地方と呼ばれ、残り97%は
アジア側にあり、アナトリア地方と呼ばれています。    

国土の大部分は山であり、特に、東部は山地が多く、
海岸線に沿って狭い平地があります。アナトリア中央部
は、高地になっています。 海岸、湖、河川があり日当
たりも良く、自然に恵まれた、四季のある美しい国です。


トルコの気候は、地域によって気候に差があるそうです

黒海沿岸は、温暖で、時には蒸し暑く、雨も多くなります。
エーゲ海と地中海沿岸は地中海性気候で、夏は暑く乾燥し、
冬は雨が多く温暖です。アナトリア中央部は大陸性気候で、
昼夜の気温差、夏冬の気温差が激しく、アナトリア東部は
冬は長く、雪が降りますが、夏はしのぎやすくなります。
アナトリア南東部は、夏は暑く冬も温暖です。降雨量が
多いそうです。東部山岳地方の冬は非常に寒く、毎年、
大雪が降るそうです。
アゼルバイジャン
アゼルバイジャンは、黒海からカピス海まで800km以上に
広がるカフカス(コーカサス)地方の南東部に位置します。
東側をカスピ海に面し、国境の北をロシア、北西をグルジア、
西をアルメニア、南をイランと接します。また、アルメニア
の方に、飛び地としてナヒチェヴァン自治共和国があります。

国土の面積は8万6600km2であり、日本の約1/4、北海道
より、やや大きい程度です。山岳地域では、牧畜が盛んで、
羊が多く、「人の数より羊が多い」とまで言われます。

国土の大半は山地で、特に北部は4000m級の山々が
連なります。そこから流れ出るクラ川沿いに、平野が
広がっています。火山や渓谷、海岸(カスピ海)と、地形は
変化に富んでいます。世界最大の湖であるカスピ海は、
石油や、キャビア等、水産資源の源です。カスピ海は
気候にも影響しており、また海路として、アゼルバイジャン
の生活に影響があるそうです。


アゼルバイジャンの気候は、全般的に比較的温暖です。
それは、カフカス山脈が、北からの寒気と、南からの暑さを
遮る役割を果たしているからだそうです。

カスピ海に面した北部の地域は温暖湿潤気候で、南部
地域は、ステップ気候、内陸部は乾燥し、標高により気候が
変わります。

グルジア
グルジアは、カフカス山脈の南、黒海の東岸に位置します。
北側にロシア、西側にトルコ、南側にアルメニア、アゼル
バイジャンと隣接しています。国土の面積は、6万9700km2
で、日本の約5分の1、四国程の大きさになります。


国土の大半をカフカス山脈が占めており、自然に恵まれ
た、風光明媚な国のようです。地形、気候とも変化に富み、    
黒海沿いの地域は温暖湿潤気候で、山岳地帯は高山気候、
内陸部は寒暖の差が激しい、大陸性気候となっています。

全体的に見れば比較的温暖な気候であり、かつてはソ連の
保養地として栄えた地域でもあります。また、豊かな土壌
に恵まれており、新鮮な野菜や果物が獲れ、コーカサス
山脈の山から湧き出たミネラルウォーターからは、良質の
ワインがつくられています。

アルメニア
アルメニアは、黒海とカスピ海の間にある国です。
西にトルコ、北にグルジア、東にアゼルバイジャン、南に
イランとアゼルバイジャンの飛び地に、接しています。

国土の面積は2万9800km2で、四国の1.6倍ほどだそうです。 
北部にはカフカス(コーカサス)山脈が走り、東部には、
ザンゲズール山脈が連なる、山脈と高原が広がる山国に
なります。国土の90%以上が、標高1000mを超える高地に
なります。また、3000m級の山も珍しくなく、シンボルの
アララト山は、5165mになります。

南西部にワン湖、中央部にセバン湖があり、アラクス川が、
東に流れてカスピ海に注いでいます。アクラス川の左岸の
アララト盆地が最大の平地で、首都エレバンが位置します。


山に囲まれた低地は、雨が少なく乾燥したステップ気候、
高地は亜寒帯湿潤気候になり、雨も多くなります。

<北アジア>
モンゴル
モンゴルは、ロシアと中国の間にある内陸国です。
中央アジア大陸にある、アルタイ山脈の東部に位置
していて、地形は西高東低になっています。北西部は
高い山地で、多くの湖や川があるそうですが、反対の
南東部の大部分は、ゴビ砂漠になっています。

モンゴルの国土は、約156万6500km2(日本の約4倍)と
なります。平均海抜が1500mの高原の国です。


モンゴルは、典型的な大陸性気候の国です。
そのため、夏と冬、昼と夜の気温差が激しく、
また、非常に雨が少なく乾燥した気候が特徴と
なります。

1年のうち250日も晴天の日が続き、年間の降水量は
200〜500mm(東京の約7分の1)という、日本では考え
られないほど雨の少ない国です。空気が乾燥していて、
カラッとしているので、日中は、30度を越える夏でも、
汗をかく事はあまりないそうです。

モンゴルには、日本と同じく、春夏秋冬の四季が
あります。しかし大陸性の気候のため、どの季節でも、
昼夜の温度差が激しいそうです。

春から夏にかけては天候はやや不安定で、風が強い
日が多く、砂塵が舞い上がったり、吹雪になることも
あるそうです。 4月の平均気温は、国内の大部分の
地域で 0℃〜10℃、南の地域で15℃度ぐらいです。

初夏から秋までは一年で一番しのぎやすい季節です。
夏の日中は30℃を超えますが、深夜、未明には10℃
近くに迄下がります。日本の高原のようだそうです。

冬は11月〜4月の6ヶ月間で、シベリア寒気団の影響
で平均最低気温は、-38.6℃!まで下がるそうですよ。
平均気温は、マイナス20℃前後と冷え込むそうです、

ロシア
ロシアは地球の陸地の1/6を占める、世界最大の面積を
持つ国です。東西で、地球を半周し、南米大陸全体の
大きさに匹敵します。(アメリカの約1.7倍)面積は、
約1707万km2で、日本の約45倍もあるそうです。

北は北極海、東は太平洋に囲まれており、南北2000km
に延びる、ウラル山脈を境にして、西側をヨーロッパ・
ロシア、東側をアジア・ロシアとして区分することが
多いそうです。

ちなみに、ロシアは東西にも長いため、11ものタイム
ゾ−ンがあるそうです。

シベリアは、東西が、約5000km、南北が、約3000kmに
及ぶ広大な土地で、国土全面積の4分の3を占めます。


気候は、極地気候から亜熱帯性気候まで、地域により
多様なのですが、大まかに言えば、典型的な大陸性の
気候です。そのため、日中と日没後、晴天と雨天、
夏と冬の気温差が大きいことが特徴です。

大きく言えば、大部分は寒冷な気候で、短く冷涼な夏と、
長く続く、厳寒の冬が特徴です。夏と冬の気温差は、
30〜75℃にも及ぶそうです。

過ごしやすい季節といえば、やはり初夏の5月〜9月で、
ロシアの美しい自然が楽しめるのも、ちょうどこの時期
だそうです。

モスクワや、サンクトペテルブルグなどのヨーロッパ
地域では夏は比較的雨が少なく、中央アジア地域の夏は
酷暑になるそうです。一方、極東シベリアの冬は、毎日
マイナス20℃を超える厳冬になるそうですが、6〜8月
には、15〜25℃くらいで、モスクワ並みになるそうです。