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地理 気候
インド
インドは、アラビア海とベンガル湾に面し、バングラ
ディシュとパキスタンの間に位置します。

国土の面積は、328万7590km2 で、日本の約9倍です。
南部には高台の平地である、デカン高原が広がり、
ガンジス河に沿って平地や、緩やかに起伏する平地、
西部には砂漠、北部には、ヒマラヤ山脈があります。



インドは国土も広く、気候も地域によって大きな差が
あるようです。大まかには、北部、南部、東部、西部の
4つに分けられるようです。11月から翌年3月までが、
旅行に最適の時期とされ、冬の乾期にあたります。
また、4月から6月中旬が暑気、6月下旬から8月下旬が
雨期、9月から10月が酷暑期となるようです。


スリランカ
スリランカは、かつての国名を「セイロン」と言います。
今も、紅茶(セイロンティー)の産地として知られています。
1972年に独立した際に、スリランカと国名が改名され
ました。スリランカとは「光り輝く島」という意味を持つ
そうです。

インド洋に浮かぶ緑豊かな島で、インドの南東、赤道の
少し北側に位置します。インドとは、非常に浅瀬になって
おり、アダムズブリッジと呼ばれる、小さな島々が鎖の
ように連なっているそうです。島の北部と東部は、
ベンガル湾、西部はアラビア海に臨んでいます。

国土の大半は低い平地や起伏のある平地ですが、中央
南部の内陸には、1000mを越える山があるそうです。
海岸沿いには、ビーチリゾートが、小さな漁村と混在して
います。インド洋に沈む、夕日が美しいことでも有名
だそうです。

国土の面積は6万5607km2であり、北海道の約8割ほどです。
島の南北の長さは約440km、東西は230kmです。それほど
大きくはない国ですが、多様な自然、民族、文化が共存
しています。その自然の豊かさから「インド洋の真珠」とも
呼ばれるそうですが、同時にまた、島の形が涙に似ている
ことや、その歴史の悲しさから、「インド洋の涙」とも呼ば
れるそうです。

気候は、赤道に近いため、熱帯性モンスーン気候に
属します。北東モンスーンは12月〜3月に、南西
モンスーンは6月〜10月に吹くそうです。

平地での、平均気温は28℃〜32℃ぐらいで日本の
夏のようです。湿度も高いそうですが、海風により涼
しくなるそうです。丘陵地帯は標高が高いため、熱帯
とは思えないほど冷涼な気候です。避暑地としても
有名だそうです。
モルジブ
モルジブは、インド洋の南にあるスリランカ島のさらに
南西、約600kmの位置にあります。インド洋中に、南北
約750km、東西に約120kmに渡ってひろがる、約1200個の
島々や、26の環礁から成り立っています。

島々は、周囲をサンゴ礁に囲まれ、そのほとんどが歩いて
一周できる程の大きさだそうです。約200の島に人が住み、
その内の70の島が、リゾート島になっているそうです。

国土の面積は298km2(淡路島の約半分)で、1%にも満た
ない土地と 99%以上の海で成り立っています。平地の
ほとんども、海抜2mほどの低地だそうです。


気候は、年を通じて暖かい、高温多湿の熱帯性気候です。
気温は26〜33℃で、年間を通じてほとんど変化しないそう
です。海水の温度も24〜28℃を保っているため水中動物に
とっては楽園であり、ダイバーのメッカになっています。
海から吹くそよ風が心地よく感じられるそうです。

北東から季節風(モンスーン)が吹く、12〜3月が乾季、
南西から季節風吹く5〜10月が、雨の多い雨季となります。
乾季の季節風はイルバイ(iruvai)と呼ばれ、雨季の
モンスーンはハルハング(hulhangu)と呼ばれるそうです。
Nakaiyという伝統的なカレンダーを使って、漁業や農業の
作業をしているそうです。

平均で最も暑い月は4月、最も涼しい月は12月です。
2月は最も乾燥しますが、時々雨が降るそうです。
5月と10月に降水量が多いそうです。雨季には、ずっと雨が
降り続くのではなく、1日に1〜2回スコールが降る程度です。

モルジブは赤道地帯なので、激しい嵐やサイクロンなどは
ほとんど起こらないそうですが、ベンガル湾やアラビア海で
サイクロンが発生する時には影響を受け、雲が発生し、雨と
なるそうです。

パキスタン
インドの東隣の国、パキスタンは、南西にイラン、西と
北にアフガニスタン、 北東に中国と接し、東側は長い
国境線でインドと接しています。南側は、アラビア海に
面しています。

国土の面積は、約80万km2(日本の約2倍)です。南北に
1500kmもの長さがあり、(日本の長さの約半分)そのため
地方によって、地形や気候が大きく異なるそうです。

北部にはヒンズークシ、カラコルムのヒマラヤ山脈が
連なり、標高8616.3mの世界第2の高峰K2があります。
北東部のカシミール地方は、ヒマラヤから連なる険しい
山岳地帯。西部は雨の全く降らない砂漠地帯。インダス
川流域は穀倉地帯です。


インドとの国境に近い南東部は、4月〜6月にかけては
昼間の気温が連日40℃を超える、厳しい気候です。また
大部分は暑く乾燥した砂漠です。しかし、北の山岳部に
行くほど気温が下がり、北西部は温暖、北部は極寒です。

パキスタンの気候は、大きくは、秋・冬、春・夏、雨季の
三季に分けられるそうです。秋・冬は、南の地方は日中は
さわやかで夜は涼しいおだやか気候ですが、北の山岳地方
では雪や霧雨が降る厳しい寒さとなります。 春・夏には、
南の地方ではかなりの蒸し暑さで、 北は快適な気温です。
雨季には、南西モンスーンの影響で、特にパンジャブ州の
ラホールからイスラマバードにかけての地帯には 絶えま
なく雨が降ります。北では、高い山々が雲の動きの障害と
なり、この時期ほとんど雨が降らないそうです。

アフガニスタン
アフガニスタンは、パキスタンの北西、イランの東方に
位置します。アジア大陸のほぼ中央にある内陸国です。

国土は、多くの国と接しています。東南のパキスタン、
西のイラン、北側のウズベキスタン、タジキスタン、
トルクメニスタンに加えて、東側では中国とも接して
います。

国土の面積は、約65万km2と、日本の約1.7倍になります。
アフガニスタンの国土の大部分は、険しい山岳地帯で、
東から西へ山脈が連なっています。山は常に雪に覆われ
ており、その雪が溶けて川が流れ、渓谷になります。
その美しさから、「アジアのスイス」と呼ばれていた時
もあるそうです。北部と南西部は、平地になっています。

気候は、大部分が、乾燥性気候で、夏は暑く、冬は寒い
そうです。特に冬は、場所によっては、−20度以下まで
下がるそうです。東部はモンスーン(季節風)の影響で
森林が広がっており、四季もあるそうで、ナッツや果物
が栽培されています。
バングラディシュ
バングラディシュは、南をインド洋に面し、東をビルマ、
西をインドに挟まれています。 国土の中央部を三つの
大河(ガンジス川、ジャムナ川、メグナ川)が流れて
います。大河はベンガル湾に注いでおり、その支流は、
国土の中に巨大なデルタ地帯をつくっています。

国土の大部分は、沼沢地とジャングルの多い低地で、
ジャングルはベンガルトラの生息地として知られて
います。

国土の面積は14万4000km2であり、日本の面積の約4割
です。しかし、人口が、1億2690万人であり(1999年)、
ほぼ日本と同じであるため、人口密度は、世界で最も
高い国だそうです。(日本の約2.5倍!)人口爆発が、
社会問題となっています。

バングラディシュは熱帯性気候に属します。涼しく乾燥
した冬(10月から3月)、暑く湿気のある夏(3月から6月)
涼しく、雨の多いモンスーン(6月から10月)に分けらる
そうです。

ネパール
ネパールは、南にインド、北に中国チベット自治区を
国境とした、東西に細長い内陸国です。国土の83%は
山岳か丘陵地で、広さは14.7万km2となっています。
(日本の約3分の1) 地形の変化に富み、世界最高
地点である、エベレストを含む北のヒマラヤ山岳地帯、
中部の丘陵地帯、そして、インドとの国境を接する、
南部のタライ平野、ガンジス河の流域の平地部に分け
られます。


ネパールの気候は亜熱帯性気候で、モンスーン雨季
(6月から9月)と乾季(10月から5月)に分かれます。
雨季といっても、日本の梅雨とは異なります。一日中、
じとじとと雨が降り続くのではなくて、夕立のような
雨が1日に何回も降るそうです。夕立の合間には、
強い日も差すそうです。

ネパールというと寒い国だと思われがちですが、北部
山岳地帯は別として、実際はかなり温暖な国で、4月
から9月は最高気温は27℃〜30℃、最低気温でも10℃
〜20℃くらい。10月から3月は最高気温18℃〜25℃、
最低気温でも2℃〜10℃くらいと、気温が氷点下に
下がることも、雪が降ることもないそうです。

ブータン
ブータン王国はネパールの東方にある南アジアの小国
です。インドと中国にはさまれています。ブータンの
北側にはヒマラヤ山脈が走り、チベットとの境界に
なっています。国土の面積は、約38,400km2と、ほぼ、
九州と同じ大きさの国です。


ブータンは亜熱帯(緯度は沖縄と同じ)に位置しますが、
標高が高いため、はっきりとした四季があるそうです。
また地域によっても随分と違いがあります。インドの
国境に近い南の平原は暖かく亜熱帯性気候で、中部の
谷間は、冬は涼しく夏は暑い内陸性気候、そして北部
のヒマラヤ山脈は、厳しい冬と涼しい夏の山岳性気候
となっています。

中部の都市部は、モンスーン気候で、5月から9月まで
が雨季で、10月から4月までが乾季となっています。
雨季の終わりには、"Blessed Rainy Day"(=直訳では、
祝福された雨の日?)という休日があり、実際この日
から雨季が明け、乾季を迎えて晴れの日が続くように
なるそうです。この日は、占いで決められる日なので、
雨季と乾季の境がこの日で決まるわけがないのですが、
本当にこの日を境に雨が止み、晴天が続いていくそう
です。不思議ですね。その後、少しずつ、秋を迎えて
いくそうです。