難問を考えるトップページ > 悩んだ時のメッセージ > うまくいったときをイメージするとは
春期の最初に書いたこと、それは、どんな状況でも
【希望を持とう】ということでした。
実はこの最初に書いたことは、最初であると同時に、
最後に書こうとしていることでもあるのです。
簡単なことを、始めに書いたこということではなく、
戻ってきた時には、始めに書いたことを、より深い
段階でとらえ直す、という方が適当な表現ですが。
希望を持とうと、言うのは簡単ですが、その言葉の持つ
重みを考えると、簡単に言えるものでは決してないのです。
長い時間と、根気と、繰り返しが求められます。
#そんなことは、到底無理
そう思ってしまうこともしばしばあります。
でも、自分には無理だと、完全に投げ出すのは
まだ早いようです。
なぜなら、今の力、今の段階でも、希望を持つこと
だけで、それなりに大きな効果があるというのも、
また、否定できない事実だからです。
希望を抱くだけで良いのです。
1年間は、春から始まり、そして夏を迎え、
秋になり、やがて、冬になります。
どのようにしても、その繰り返しは変わりません。
その変わらぬ季節のサイクルに従うように、
低迷している時は、低迷している時なりに、淡々と
次の飛躍の機会ととらえて、準備を心掛けます。
冬期の最後に、どのように、次の春を迎えれば
良いのでしょうか?
大体は、想像がつくことかもしれませんが、
もう一度、今までの流れを思い出して、確認してみます。
春には、期待と不安を持ちながら、1年をスタート
しました。まず、1年の目標を考えてみました。
夏になってからは、思うようには進まなかったかも
しれませんが、それでも、まだ、時間はあるという
感じで、とにかく、作業は短く、集中して着々と
継続されたかもしれません。
秋になってからは、うまく行かないことも目に見えて
きて、壁にぶち当たったと、悩んだかもしれません。
難問というものに対処するにはどうしたら良いか、
試行錯誤をしたかもしれません。
冬になってからは、反省するというテーマで
今まで進めてきました。起承転結の流れに沿って、
次のとおりの内容でした。
「起」 自分の内側を見つめましょう
「承」 失敗を活かしましょう
「転」 一年間の総まとめをしましょう
「結」 うまくいくようにイメージしましょう
この流れから考えますと、どのように、次の新しい
春を迎えるべきか、予想がつくでしょうか。
それは、もう一度、”原点に立ち返って”、
まず、”心の準備を始めてから取り掛かる”
ようにしましょう、ということです。
原点に立ち返ると言っても、それは、何もかも
全て白紙に戻すと言うことでは決してありません。
それでは、経験が活かされていません。
今までの一年間の間に、時々、失敗をしたかも
しれませんが、経験を積んで、そして、十分に反省
した後では、むしろ、失敗は一つの貴重な経験へと
質を変えながら、変化しつつあるのです。
お酒が熟成するのと似ています。
つまり、原点に立ち返るとは、
”今ある状態を、全て良し”と考えて、
まず、もう一度、気持ちを、赤ちゃんの時のように、
真っ白に、そして、純粋にやわらかく、素直な
状態に戻すことでもあります。
そして、悪い記憶は過去に置いてくることです。
万一、思い出してしまっても、無視をすることです。
そして、自分がうまくいっているイメージを、
心の中に自由に伸び伸び思い描いてみることです。
#イメージを描くのが苦手な方もおられるでしょう。
将来のイメージを描くことが、ちょっと難しく
感じられた方は、過去のことでも構いません。
自分がうまくいっていた時の記憶を繰り返し、
思い出してみることです。力が湧いてきます。
例えば、「あんなに、大変なことを、ああして
ぎりぎり、何とか切り抜けたなあ・・・」
または、「あの時、我ながら、よく出来たなあ」
沢山思い浮かぶなら忘れないように、うまく行った
時のことを、紙に書き出してみても良いでしょう。
手間はかかりますが、一度紙に書いておけば、
何度も、簡単に読み返し思い出すことが出来ます。
または、紙に書き出さなくても、今までの作業を
まとめた資料を、パラパラとめくることでも、
過去の成果や、記憶が次々とよみがえってきます。
これは、大事な時間の過ごし方の一つです。
そうして、過去のうまくいった時の記憶を
思い出しているうちに、気力が湧くでしょう。
今の自分だって、その気になればできるはずだと。
#では、なぜ、今うまくいっていないのでしょうか。
それは、”その気になれば”という言葉に
ふさわしいほど、まだ今の心の状態が整って
いないのかもしれません。
行動を起こしてから日が浅く、繰り返しの回数が
まだ十分ではない時がそうです。本当に根気が
あるのか、天に試されているような状態です。
または、十分、その気になって、コツコツと作業を
してきたとしても、結果が出るのはこれから、
という場合もあるかもしれません。(この時の
ように、努力を続けている間は心配は要りません。)
やはり、一番、大切なのは、
100%、”その気になる”ことです。
自分なら、やれば何とかなるはずだと自然に確信
をもつことです。そうして初めて、行動開始を
する準備が整うものです。
それは、根拠なく、強引に思い込むのでは
ありません。自分が出来るのは、当たり前だと、
自然に自信を持って実感出来ように、気持ちを
高めて行く工夫をするのです。
例えば、それは、うまくいった時のイメージを、
過去の成功の記憶を借りて来て、心の中に
もう一度、しっかりと描くことです。
中途半端な気持ちでは何も出来ません。
・・・と厳しく書くと、
#それなら、やっぱり、私は出来ないだろう・・・
そうなってしましまいます。
しかし、それは、早合点です。
多少の失敗があっても、仕方のないことです。
失敗しても、十分に、反省していたならば、多くの
場合は、また、再生のチャンスは巡ってきます。
その再生のチャンスの時に必要なのは、自分は
何とか出来るという実感です。もう一度、うまく
いく過程を含め、うまく行った時の状態を自分で
イメージする力です。
ここで、
希望を持つのが先か?良いイメージを
するのが先か?という疑問が湧いてきます。
どちらでも良いのですが、心の中で、今は無理でも
将来は何とかなるという実感や、自信を持つことが
イメージをすることの目的であり、大切なことです。
#でも、やはり、簡単にイメージ出来ない・・・
#自信も持てない・・・
そういう方もおられるでしょう。
初めから、イメージをするのは簡単ではありません。
自信を持つことも、同じで、容易ではありません。
誤解しないようにしなければなりませんが、成果は
そう簡単に出るものではないのです。
成果が出るのは、決して焦らないことです。
成果が出るのは、大抵、予想した”3倍の時間”が
かかるものです。1年の予定は、3年かかり、
3年の予定は、9年かかるのが普通です。
ですから、今週のテーマである、
”うまくいくようにイメージする”ということも、
初めは、なかなかうまくいかないかもしれません。
簡単に、イメージして、それが実現するしたなら、
楽しいかもしれませんが、逆にそのように、手軽な
方法で実現したことは、喜びも小さいものでしょう。
小さな達成感の積み重ねを通して、さらに大きな
成果を達成した姿を、より鮮明に、そして自信を
持ってイメージが出来るようになるものです。
予想した3倍の時間と手間がかかるのを想定して、
粘り強く、取り組み、そのかわりに、実現した時
には、予想した時の3倍の喜びがあるということを
期待してみることです。
イメージする力をつける方法については、沢山の本が
出ていますし、その中で、実際のトレーニング方法が、
解説してあります。読んでみるのも良いでしょう。
少し、代表的な考え方を紹介してみます。
イメージする力をつける過程には、二つあります。
一つ目は、本当に、自分の好きなことを考えている
時に、自然につくという過程です。好きなことなら、
自然に、無理なく、集中してイメージが湧くでしょう。
この時は、特に説明は要らないと思います。
好きなことなら、他人がしていることでも、まるで、
自分のことのように、想像力をふくらませて考える
ことが出来るようになるからです。
ちょうど、好きな小説を読んでいるような感じです。
これは、きっと、誰でも実感出来ることでしょう。
イメージする力をつけるには、本当に自分が
好きなことを考えることです。そのうちに、自分が
好きでないことでも、集中して、イメージが出来る
ようになってくるはずです。
二つ目には、意識的なトレーニングをする過程で、
イメージする力がつく方法です。一般的な方法を
いくつか、紹介しますので、参考にして下さい。
まず、暗い部屋から、さっと窓のカーテンを開けて、
明るい外の景色を見たときのことを思い出して下さい。
まぶしくて、一瞬、目をつぶってしまいますね。
けれども、まぶたの裏側には、外の景色が、緑色の
残像になって残っているはずです。
この残像現象を、意識的に起こせるように訓練する
方法があります。その方法を説明します。
普通は一度だけで、簡単に残像現象を起こせる
ようになれないでしょう。繰り返しの練習が必要ですが。
まず、白い壁を3分間、じっと見つめます。
次に、直径3cmほどの、黒く塗りつぶした丸い紙を
白い壁に貼り付け、3分間、じっと見つめます。
(目が乾けば、まばたきはして下さい。)
そして、すぐに目を閉じて、その黒くて丸い形が、
まぶたの裏側に、緑色の円の残像として見えるか
試してみましょう。
次の日は、白い壁に向かって座り、目を閉じて、
昨日の残像の緑の丸い円が、まぶたの裏に思い出せる
ように、大体、3分間、集中してみましょう。
そして、目を開いて、目の前の白い壁に、黒く塗り
つぶした丸い紙が貼りつけてあるように、見えるか
試してみましょう。3分間ほど、イメージします。
この訓練を、初めは出来れば毎日してみましょう。
イメージした黒い丸の色が、灰色で、鮮明ではない
場合も時々あります。
その時には、色の薄い、大きな黒い丸を、白い壁に
イメージして、だんだんとその丸の大きさを、小さく、
凝縮させていくと、丸の色も、だんだん濃く、黒く
なっていくようにイメージが出来るかもしれません。
うまく、黒い丸がイメージ出来るようになれば、
形を丸から三角、そして、四角に変えてみて、
イメージをしてみます。
さらに上達すれば、黒だけではなく、赤や黄色、
青色のイメージも出来るようになるようです。
→イメージトレーニングの実際の例(2008年2月27日追記)
http://homepage2.nifty.com/totto-ohnaka/image-trainnig.htm
私の場合は、トレーニングを数ヶ月続けた頃に、
朝、洗顔の時に、鏡に映った自分の姿が、残像として、
くっきりと目に焼き付き、自分でもハッとした経験があります。
詳しくは、私も体験した本の情報を、下のHPから
参考にして、研究してみて下さい。
http://homepage2.nifty.com/totto-ohnaka/training.htm
その他にも、巷には流行もあるのか、こうした本や
情報は、多数出回っています。
でも、出回っている情報の量に比例して、効果は
上がっているのでしょうか?正直なところ、必ずしも
そうとも言えないのではないでしょうか。
そこで、工夫が必要です。
トレーニングのポイントは、出来るだけ、楽しんで
訓練が出来るように工夫をすることです。
トレーニングに失敗する、最大の一つの失敗は、
楽しみながらすることを忘れることです。
それでも、やはり、気が進まない時はあるものです。
飽きがこないように、短時間で切り上げましょう。
初めは、時間の長さよりも、繰り返しの回数を重視します。
たとえ、イメージどおりに行かないことでも、何度も、
繰り返し、根気良く、あきらめず、実際に練習を
重ねることで、次第に、感覚が養われ、それが
さらに、鮮明にイメージするのに役に立つという
仕組みになっているようです。
こうした、イメージを強くするトレーニングをして
おくと、自分が好きなことに熱中して、イメージを
自然にするときにも、その補助になると思います。
スポーツをする人は、ご存知かと思いますが、一流
選手がプレーをするのを見た後、何となく、自分も
同じような動きが出来るような”気がする”ことが
あります。(スポーツに限りませんが)
そして、不思議なことには、時々、本当に、その
プレーをするときのコツをつかめたりするのです。
そのように、頭だけではなく、体全体を使った
イメージを大切にします。体全体の感覚を使って
イメージすることによって、何となく、うまく出来る
ような”気がする”に、となり、その延長で、実際にコツを
つかんでいくように思えます。
繰り返し、良い見本を見て、体全体でイメージを
しながら、心で感じている間に、
ある日、ふとしたきっかけで、自分も出来た!と、
はっとする瞬間がくることがあります。
もうひとつ、大事な力が、”集中力”です。
先ほどのイメージする力と、集中力とはお互いが補う
関係にあります。
自分が好きなことに熱中している時のことを思い出し
てみます。イメージの力を、自然に、そして最大限に
使っていると思いますが、同時に、いつもよりずっと
集中して、作業をしていることに気がつくと思います。
イメージをする力をつけるには、集中力も必要になり
ます。それは、集中力が高まれば、イメージする力の、
強力な助けとなるからです。
では、集中力をつけるには、どうしたらよいでしょうか。
まず、何よりも、自分の好きなことをすることです。
スリリングなことや、ワクワクすること、そうした、
自分の好きなことをしているときに自然と集中力は
高まり、イメージする能力を、無意識に最大限に
使っているものです。
さらに、進んでいけば、自分の好きでないことでも、
短く時間を区切ってする習慣をつけることで、自然に
集中力が高まってきます。
反対に、自分の性に合わないことを、だらだらして
いると、集中力は低下し、また、イメージする能力も
眠ってしまうものです。
それが、習慣になると、全ての作業に集中力が
欠けたものになってしまいます。
自分の好きなことを見つけられた人は、幸せです。
たとえ、自分が好まないことであっても、自分が
好きなことをするのと同じ要領で、良い結果に
仕上げてしまう集中力を養っているからです。
集中して、仕上げてしまうコツを、無意識の
間に身に付けているものだからです。
ですから、こつこつと、あきらめず、自分集中力や、
イメージをする力を、十分に発揮できる作業を選び、
作業を続けてみましょう。
また、
集中力を高めるもう一つの方法が、メリハリのある
生活を心がけ、なるべく規則的な生活をするように
心がけることです。体力、気力もついて、そして、
集中力がつき、その結果イメージする力も高まって
くるものです。
イメージするのと平行して、集中力がつく方法も
実際に試して身に着けてみましょう。
ここで、作業する時の注意について、書いてみます。
作業を続けることと、工夫を加えることは大事な
両輪になります。どちらが欠けても進歩しません。
正しい方針を変えないことは、良いことですが、
工夫のない作業を続けるのは、良いことでは
ありません。
作業中に工夫をすることは、自然に出来ること
ですが、作業前にも、作業を楽しくする工夫を
考えることまでは、なかなか意識が向きません。
今まで、作業環境を整えると同時に、作業自体が
楽しくなる工夫をして始めます。
と書きましたが・・・、
#工夫するのは苦手。私は、工夫をする力が
ないのかもしれない。
そういう方もいるかもしれません。
実は、その、工夫というものですら、始めは、
大げさに考えるほど、素晴らしい工夫である
必要は、決してありません。
全くの新しい、特別に素晴らしい方法が今、
見つからなくても大丈夫なのです。
自分が知っている範囲の中で、出来ることを、
うまく”組み合わせる”だけで、素晴らしい
工夫になって、実際に成果が上がることも、
非常に多いものです。
楽しく作業を始めるための、お金がかからない
簡単な工夫も、探してみれば身近にあります。
遠くのものに手を伸ばすよりも、近くのもので
何とかならないか、頭を働かせる方が、往々にして、
効果的で工夫であることが多いものです。
例えば、
春期に書いたことを、思い出して見ます。
自分の力以外にも、外の気(外気、季節の気)を
うまく取り入れることも、工夫の一つでした。
材料は、気がつかないだけで、手元に限りなく
あるものです。本当の意味で工夫が必要なのは、
むしろ、その、”材料の組み合わせ”です。
作業を楽しく始めて、かつ、楽しく続けるための、
自分の体質、体のリズムにあった、材料の組み
合わせを工夫してみます。
作業を楽しく始めるための準備が整い出して、
自分の心と体のリズムが再び戻ってくると、
自分がうまくいっているイメージも、前よりも、
楽に持てるようになっているのに気がつきます。
良いイメージが出来れば、”すかさず”、少し、
でも行動に移ってみます。ここで躊躇していると、
時間と、チャンスは、簡単に逃げてくものです。
実際に、自分でも、何だか出来そうだと感じて
思えることは、本当に出来てしまうものです。
完全を求めていては、遅くなります。それでは
いつまでも、結果は出ないままです。
何事でも、取り組む時の、心と体の姿勢が大事と
良く言われることです。心と体の姿勢(又は構え)が、
しっかりしていればいるほど、結果は出やすいもの。
ですから、慎重に準備を整える必要はあります。
しかしある程度、心と体の準備が整えば、完全な
状態になるまで、ずっと待つ必要はないでしょう。
まず、自分が出来ることから始めること。
今、出来るだけ良い状態にすれば、十分です。
少しだけでも、試しに始めてみます。
そうして、何かを始めると、予想もしない問題が
出てくるものです、しかし、その都度、その都度、
工夫して対応していくことで、何とかなることも、
実際には多いものです。
今、思いどおりに行かないことがあったとしても、
あきらめずに、自分が集中力やイメージをする力を、
十分に発揮できる作業を選んで、作業を続けます。
その内に、徐々に総合的な集中力やイメージ力が
高まって、思いつきも良くなってきます。直観力が
ついてくるようになります。
思いつきは、忘れないように、作業と平行して、
思いついたらメモをとる習慣をつけます。
将来、この思いつきのメモをまとめてみると、
実に沢山のアイデアを、自分が持っていたことに
気がついて、驚かされるでしょう。
小さなアイデアでも、成長させることが出来ます。
少しづつ、少しづつ、完成させれば良いのです。
工夫するのは苦手とは思わず、気楽に工夫します。
では、そろそろ、1年間の総まとめに入ります。
2月に入ると、気温が上がる気配がします。
気がつくと、梅の花の開花が始まっています。
◎梅花耐風雪
◎到時放雅香
「冷たい雪や風に耐えた梅の花は
時が来ると芳しい香りを放つ」、という意味です。
梅は花の長兄と言われます。梅の花が咲き出すと、
それに、引きずられるように、春の花が、次々に
咲き出します。
3月からスタートして1年が経ちました。
出来るだけ無理のない、しかも簡単な方法で、より
良い生活習慣をつくって、マンネリ化してしまいがちの
生活の流れを変えていくことを考えてきました。
最も優れた方法とは、誰でも手軽にできるもの。
最も効果の高いものは、お金が要らないもの。
そして、一番記憶に残るのは、簡単なこと。
そう考えて、なるべく、行動への”しきい”を低く
するように工夫して進んできました。
強い意志があれば、簡単なことかもしれません。
でも、それは、一部の特別な人の能力です。
凡人には簡単なことではないのです。
たとえ強い意志がなくても、なるべく気持ち良く
心身の状態を持っていくように工夫をすることで、
自分のリズムをつかんで、進むことが出来ます。
そして、その鍵を握るのは「繰り返すこと」
加えて、変化を見ながら、工夫をすること。
”何でもないこと”でも、繰り返しが加わると、
「連続性の不思議」が作用して、想像しない大きな
結果になるものです。
結果は、人と比較をするのではなく、自分に
課せられた環境に、自分がどこまで適応できるのか、
挑戦してみた結果のことです。
逆境を生かす姿というのは、美しいものです。
雪の重みに耐える、梅の姿
http://ashita.yu-yake.com/kisetsu7/ume-yuki080224_1.jpg
環境が厳しいものであるからこそ、本当の力が出ます。
雪が降ると、実は、春がくるまでは、もう一歩です。
梅の花のつぼみがほころぶと、すぐに、春が来て、
冬の気配が、急速に遠のいていくものです。
寒かった冬が、いつから、春になるのか、実は、
気がつかないものです。そして、”転機”という
ものも、季節の変化に似ているように感じます。
季節は、知らないところで、着々と進んでいます。
季節の変化と同様に、転機はあまりに、急に訪れるので
私たちは、順応するのに、とまどうことが多いのです。
それは変化が見えなかったからです。
春先に、道端で、小さな花を見つけた時のように、
小さなことにでも驚くことに似ています。
自分が意識しているときには、転機などは、きっと、
永遠に訪れないように思えるものです。そして、
意識をしていない時に、さりげなく転機は訪れる
ことが、実に多いのです。
それは、季節の移り変わりに似て、目に見えない
部分での積み重ねが、ある程度積み重なったときに、
目に見える変化として、急に現れるということです。
そして、どのような花が開くのかは、すでにつぼみの
段階で決まっているのと似ています。
冬は、まだ、私たちも、つぼみの段階かもしれません。
しかし、寒い冬も、やがて、終わりに近づきます。
春一番が吹いた後に、急に気温が上がりだすように、
私達の生活も、予想もしない大きな出来事があった後、
事態が大きく動き出すことも多いものです。
本来の力を取り戻せるまでは、あと一息でしょう。
もしかしたら、昨年、一年間で解決できなかった
ことに、希望のあかりが灯ることも、あるかも
しれません。それも、冬の時期の過ごし方次第です。
心と、体と、そして、外の世界の気、特に
季節の気を取り入れて、リズムを作る習慣は
昨年の春に比べて、身についたでしょうか。
生活にリズム感が戻ってくると、作業の質が
高まるのを感じられたでしょうか。
自分のリズムを知って、大切にすること。
自分で自分を励ます言葉を沢山持っていると、
人に頼らずとも、希望のあかりを心の中に
灯すことができるようになります。
繰り返し、繰り返し、自分を励ますことで、
力強いリズムが、自分のものになっていきます。
リズムがつかめれば、タイミングをつかめる
ようになっていきます。タイミングをつかめれば
無理をしなくても、楽に動かすことが出来ます。
春に向けて、もう一度、自分の心の中につぼみの
状態で隠れている、宝物(価値観)が一体
何なのか?もう一度考えてみましょう。
→プレゼントの写真です。再生の気を感じます。
http://ashita.yu-yake.com/winter/saisei-image.htm
何度も、繰り返し、根気良く、工夫を加えながら、
あきらめず、です!
そして、目標とは、意外な成果をもたらしてくれます。
それが、実は、本当の目的だったと気が付く
ことも多いものです。